「13時間 ベンガジの秘密の兵士」でギリギリ描かれた中東側の人間味

僕映画「アメリカンスナイパー」がすごく好きなんです。ああいう映画を好きと言ってはなんとなくまずいのですが、好きなんです。そんなわけで「13時間 ベンガジの秘密の兵士」も見てしまいました。

先日のマニラまでの飛行機の中で。あ、飛行機にエンターテインメントモニター付いていなかったので、タブレットのアマゾンプライムで、です。

実はアマゾンプライムに登録していたのですが、全然映画とか音楽とか使っていなくてもったいないな~と思っていたので、最近ようやく映画見始めました。今後アマゾンプライムで見た映画時折レビューしていきますね。

そんなわけで「13時間 ベンガジの秘密の兵士」ですが、正直面白かったです。アメリカンスナイパーと同じくらい面白かったです。内容はちょうどカダフィ大佐が殺されて、リビアが大混乱のときのベンガジ市にあった米国領事館がイスラム過激派に襲われたるという内容で、実際にあった事件です。

2012年アメリカ在外公館襲撃事件

年アメリカ在外公館襲撃事件

内容はネタバレになるのであまり書きませんが、アメリカンスナイパー同様良かったのは、イスラム過激派の人々が狂った悪魔のような存在に描かれながらも、その兵士?が銃殺されて、翌日その家族が遺体に嘆いている人間味をギリギリですが描いてくれたことです。

日本は極東ですがもはや、「西側」文化で西側視点です。ニュースも西側から入ってくることが多いです。僕らはついついイスラム過激派を野蛮で狂った悪魔のような存在として印象付けられているのですが、きっとそうではなく彼らの正体は親や子を愛する普通の人何だと思います。

そんな普通の人が、様々な環境のせいで悪魔のような行動をせざるを得ないのだと思います。そしてその原因を作るのはいつも西側ですよね。難しい問題ですが、一方的に正義や悪を分けるわけにはいきません。

こういう映画で中東の人側から描いた映画ってないんですかね?見てみたいです。

一つ良くないなと思うのはこのジャケットなんですよね。

なんかこのジャケットだけ見せられると「ダイハード」とかザ・アメリカンアクションエンターテインメント!みたいなイメージを受けますよね。もっと真面目な映画なんですから。

「ザ・シューター/極大射程」のレビューでもそんなこと書いたっけ。アメリカ人はこういうジャケット好きなのかな?

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