今更ですが、茂木健一郎さんの芸人に対する意見大賛成

「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」

以前、脳科学者の茂木健一郎さんがこんなツイートをして話題になりましたよね。茂木さんの真意はよく理解していませんし、コメディアンの国際水準もよく分かっていませんが、テレビのお笑いに多様性がなくなって、芸人の「おもしろい」が多様性がなく画一的になっているのは間違いないです。

この「キンコン西野さんの芸人引退、なんで芸人界隈は否定的なんでしょう?」の記事は別サイトで西野さんにもシェアされて結構たくさんの方に読まれたのですが、
http://matsuiakinori.com/bg/138

ここでも書いたとおり、芸人界の「おもしろい、おもしろくない」の感性が大物芸人に左右されてしまっているような印象を受けるんですね。それは茂木さんがつぶやいたとおり「芸人界の上下関係や空気」というやつですね。

上下関係が厳しい以上、先輩がおもしろいと思う芸が育ち、そうでないものは淘汰されていきますから。

西野亮廣さんの「肩書事件」が象徴的だったのですが、西野さんが「芸人やめて絵本作家になる」というのはおもしろかったですよ。もちろん、僕は芸人ではないので「お笑いとしてのおもしろさ」のクオリティは分かりません。

でも面白いっていうのは

・芸としてのおもしろさ
・ビシネスとしてのおもしろさ
・人生としてのおもしろさ

色々あるんです。味覚だって「おもしろい味」と表現されます。僕は西野さんは今やビジネスマンと思っていますから、ビジネスから見たらすごくおもしろいことばっかりされています。

茂木さんはきっとこういうことが言いたかったんじゃないのかなぁ?しかしワイドナショーで茂木さんは「松本さんにおもしろくないって言われたことが一番刺さった」みたいなこと発言されていましたが、茂木さん芸人じゃないですし、そんなことになんでヘコむんでしょう?

僕は松本人志さんは大好きなんですが、芸人界の「松本人志がおもしろくないことはおもしろくない」文化は嫌いです。その文化は”オワコン”というやつです。

まぁ、でも世界に日本語である日本の笑いを理解できる絶対数が少ないですからね。多様性が少ないのは当然です。アゴラさんでも詳しく解説されています。
http://agora-web.jp/archives/2024962.html

メジャー芸人の皆さんが怒る気持ちも分からなくないですが、芸人界という狭い世界で生きていることは理解しておいて頂きたいなぁ。

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