シバトーーク!「お金て何?」

※シバトーーク!はFlashmob JAPAN代表の柴田康宏さんとプライベートで話していることをオープンにしちゃう企画です。


松井『柴田さん、なにやら昔ジュリアナ東京をやっていた人が破産して復活してすごいんですって??』

柴田『テレビ東京のガイアの夜明けでやっていたのですがグッドウィルという会社の社長で開業から10年で売り上げが1400億円になったんです。』

松井『10年で1400億ってすごいですけど、ちょっと危うさも感じますよね(笑)で、倒産したと。何が悪くて倒産したんですかね?』

柴田『福祉事業と人材派遣事業で違法があったようです。』

松井『あ~なんかありましたね。しかし柴田さんは1400億稼ぎたいですか?僕は5年前くらいまでは思っていましたが、今は全然…』

柴田『社員とその家族の生活を担って納税たくさんするのは素敵なことだと思いますが、僕は年商5億で給料2000万円が目標です。』

松井『なんで年商5億で給料2000万円なんですか?年商は分かりませんが、給料に関しては僕は1000、2000万あたりが一番効率悪いと思っているんです。税と時間、労働の負担などなどのバランスとして。』

柴田『別に何か買いたい訳じゃないですが、家業じゃなくて事業で成功している目印という感じですね。今の住まいや生活で満足しているところに危うさを感じるのです。』

松井『あ~分かります。なんとなく。柴田さんは上昇志向が根っこにあるんですね。柴田さんは確か僕の1こか2こ上で39か40歳ですよね?僕らの世代って物欲の間の世代だと思うんです。

僕らより上の人はとにかく理由はなくとも経済的豊かさを求める世代、僕ら以下の若い世代は生まれたときから三種の神器は揃っていたし、生まれた瞬間から豊かな世代だから必要以上の物欲がないんですよね。

車も興味ないし、時計も興味ない、金を持っていることにさほどカッコよさも感じない、そんな世代の狭間です。

だから柴田さんはちょうどその両方を持っているのかもと思いました。』

柴田『そうかもしれませんね。ただ反対に一人でできる範囲のビジネスにも興味ありますね。』

松井『僕はここ数年は完全に一人ビジネスモードですよ。できる限り他の人と関わらないようにやっています。あんまり人に関わると疲れるますから。

今はお金もそうですが時間も稼げるように、ということを意識してビジネス構築しています。労働の自動化といいますか。サイコーウェディングをやめてからそんな自動化ビジネスを作ってきまして、ようやく軌道に乗ってきた感がありますね。

ここで言っていいか分かりませんが、柴田さんは「結婚とかそういう一般的な幸せは諦めてる」なんてことを昔言っていたんですが、それってずっと仕事モードでいたいからなんですか?』

柴田『他人にはあまり興味がないんです。今は一人でサクッと秋吉で焼き鳥食べて早く寝るのが幸せです。』

松井『分かる~!柴田さん他人に興味ないっすわ(笑)他人に気も遣いませんしね、言いたいこと言うし(笑)多分人に嫌われるのが怖くないんですよね?でもそういう人って強いんですよ。みんなそこまで吹っ切れたいけどできない。』

柴田『私は嫌われるのが怖くないんじゃなくて、別に好かれたいと思わない。群れたくない。という感じですね。』

松井『なるほど。まぁ、群れたくはないですね。とにかくそういう疲れ方は嫌です。話が戻るんですが、成功の目印をお金以外に替えることは出来ないんですか?』

柴田『お金そのものよりも、客観的な価値の数値ができるのがお金だと考えています。』

松井『その数値を余白時間に置き換えたら、今の僕は相当なお金持ちならぬ、時間持ちですよ。アマゾンプライムでプリズンブレイク見まくっていますから。』

柴田『プリは全部見ましたよ。兄ちゃんがろくでなしでどうしうもないんです。』

松井『柴田さんも時間持ちですねぇ。そういう意味ではサラリーマンの皆さんは時間貧乏です。時間に余裕がないと人生を楽しめませんから、お金よりも圧倒的に貴重な気がするんですよ。』

柴田『ブラックを除きサラリーマンや公務員は適度にお金と時間の両方あると思いますよ。』

松井『まぁ、そうといえばそうですね。ここは感じ方次第ですが、仕事と言うものが仮にやりたくないことを仕方なくしているとしたら、24時間中の8時間、つまり人生の1/3を「仕方なくやる時間」に充てているとしたら僕は適度ではないと思います。

ちなみに柴田さんは「貯金」についてどう思いますか?』

柴田『貯金ですが、遺品整理の社長の話ですが亡くなった方の家整理中に何千万円ものタンス預金が見つかることもあるようです。で、相続人がいないと国のものになってしまいます。健康なうちに使わなきゃですね。』

松井『まじですか!国のものになるんですか… でもホントみんな経済的に豊かになりたいのであればもっと使わないと行けないんですよね。でもその割に「貯金が悪」という感覚が世間にはないですよね。むしろもっときちんと貯金して将来に備えましょう、という世の中ですから。貯金は経済的に悪だということをもう少し広められたらいいと思うんですけど。』

柴田『貯蓄税導入して消費税廃止すれば良いと思います。』

松井『制度としてはそうなんですが、マインドが解決しなくて、将来が不安だからみんな貯金するんですよね。で、お金が流れなくなって不景気になって、余計に将来が不安になるというスパイラルです。ということは制度の前に過剰に不安になるマインドをどうにかしないといけないんですよね。』

柴田『ベーシックインカムですか?あと『長生きは良いこと』という価値観も考えなおさないと社会保障、医療費が大変なことになっています。』

松井『そうですね、制度的にはそうなりますね。あとは口が悪いですが、もっと多くの人が頭が良くなれば改善されると思います。将来の不安って、結局は貯金してようが合理的な思考ができないと消えないと思うんです。将来設計に大学の費用なんかを入れちゃったりしていますからね。』

柴田『市役所でファイナンシャルプランナーの無料相談できたらいいですね。何か得るというのは、何かを失うと知ればいいんです。』

松井『公的なところがやると、なかなか合理的な判断にはならなそうな気が…』

柴田『どこでやろうが自己責任です。』

松井『自己責任って切り捨ててしまうと、みんなずーっと貯金してしまいますよ。』

柴田『では、結果にコミットするライザップにやってもらいましょう。ライザップは9期連続赤字のジーンズメイト復活チャレンジ中。』

松井『あ~そういえばライザップ、ジーンズメイト買収しましたね。話は戻って「長生きは良いこと」の価値観の見直しはたまに言われますよね。でも善悪はさておき、みんな70歳になったら死んでもらいます、みたいな制度は受け入れられないじゃないですか。かといって子供世代をおざなりにして高齢者世代を守っていられない。どーしましょう?高齢者…』

柴田『医療費負担を今の3割からかなり上げます。そうした場合に老人が反発したときに国が事情を説明できるようにしてほしいです。みんな幸せになれないのです。』

松井『本音はそれを望んでいる若者世代が実は多いんですよね。』

柴田『今の日本は老人を甘やかしすぎなんです。ただし、老人全員が対象ではなく健康で「働ける老人」は大いに活躍してほしいのです。となると医療費負担増が妥当だと思います。』

松井『でしょうねぇ。』

柴田『お金の話に戻りますが仮装通貨はさらに普及すると思いますか?』

松井『いや~これは興味がないので本当に分からないです。2ちゃんねるの西村ひろゆきさんなんかは絶対に廃れると言いますよね。』

柴田『私も詳しいことは分かりませんが「便利な通貨」というよりは「投資」になっているような気がしますね。だからみんなが買わなきゃ価値が上がらない(売りで儲けられない)から頭の良い人はみんなが買うように働きかけしてるんじゃないですかね。

お金の話題をさらに変えますが、昨日のニュースでトヨタなど大手企業の社長が「去年より今年の方が景気が良い。アメリカが好調だから」て、どう思われますか?』

松井『へ~そうなんですね。株価もムチャクチャ上がっていますから、そうなんですかね?何かひっかるんですか?』

柴田『アメリカ頼みというのは実態として景気が悪い。また、悪くなると正直に言うと先の話のように貯蓄に回してさらに景気が悪くなるから正直には言えないのよ。と解釈していますが、こんな私はひねくれていますか?』

松井『そうなのかもしれないですね。ちなみに今まで事業をされてきて景気の良し悪しってリアルに感じたことってありますか?僕はないんですよ。自分のやる気や調子で浮き沈みはあっても、外的要因で売上が下がったと感じたことはないです。自動車とかの下請け系は感じるのかなぁ。』

柴田『ありますよ。開業した年に東日本震災ありましたがキャンセルの嵐でしたね。』

松井『ありましたね。あのときはいろいろと大変でしたね…でもそれ以外はないということじゃないですか?僕は景気なんて虚像だと思っているのです。』

柴田『僕は以降から今もずっと景気悪いと思っています。じゃなきゃ都内タクシー初乗り料金を値下げしないです。』

柴田『良い悪いというのは相対的なので数年という短期では判断が難しいかもしれません。ですから「良いも悪いも変化を感じていない」のが私の感覚です。』

松井『業界で勝ってきた柴田さんが景気悪いと感じているのが意外ですね。

「相対的」というのは僕もお金を語る上でとても大切だと思っていて、仰る通りで、儲かった、儲からないって過去の売上や収入を基準に判断するからなんですよね。だから調子が良い年の後に売上が落ちると「儲からない」と考えてしまいます。

これっていつまでたっても幸せになれないマインドだと思います。でも資本主義は人々をそうさせるための社会システムなんですよね。上り坂をずっと求めさせるというか。僕はそこからは完全に降りました。』

柴田『もとは「日本の景気」の話ですよね?私の景気は良くもなく悪くもなく、良し悪しが分からない感じです。』

松井『あ、柴田さんのことではないですよ。要は僕は景気を語ると人々がネガティブになるんじゃないかなと。そんなの誰も語らなければ余計な将来の心配をする必要がないんじゃないかと思うんです。』

柴田『人間は強欲で、かつ成功している人はさらにその欲求が強いからもっともっとてなりますよね。ただし、これからは人口減少で市場も縮小するわけですから、その考え方が変わる会社は増えると思います。』

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