結婚業界は「嫌いな人の商品開発」は当たり前。今は「選ばない人の商品開発」

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僕は結構ちきりんさんのファンなのですが、先日自動運転関連の話で「嫌いな人の商品開発へ」という記事がありまして、こんなことが書いてあり、いや~そのとおりだな!と感銘を受けました。

自動車会社には、「運転が大好き!」な人ばっかりが集まってます。

だから彼らが作る車は、

「走りを追求」とか

「運転する楽しみをとりもどせる車」などと表現され、その売り文句においても、

「電気自動車なのに加速がすばらしい」

「ダントツの走行性能」

みたいな話ばかりが前面にでてきます。

つまり、自動車会社が未だに「走る愉しみ」を追求する商品開発をしてるのにたいして、

グーグルなど非自動車会社は、「できるだけ手間なく、目的地まで移動させてくれる機械」を作ろうとしてるんです。

つまり自動運転 は車が全然好きじゃない人のニーズに応えることができ、新しい市場が生まれるっていうことですね。僕みたいな車に全然興味を持てない人間は、現状「とりあえず最低限安全に快適に走れて」「燃費がよく」「とにかくお金の掛からない」車を求めます。だから僕の乗っている車は16年モデルのフィットです。30万くらいで買いましたが、 燃費もリッター16~18km出ますよ。

結局最近押しが強い「燃費がいい」というキャッチフレーズは車が好きじゃない人が求めてるんですよね。

一方ウェディング業界を見てみると「好きじゃない人向けのニーズ」は結構進んでいまして、写真だけで済ますフォトウェディングなんていうのは、完全にそういうサービスですよね。

  • 結婚式なんてなんのためにやるのか分からない
  • なんで無駄にお金使うの?
  • 晒し者のようで逆に恥ずかしいわ

なんていうニーズにハマって市場を広げましたよね。 業界内ではそういうのを否定する向きもありますが、僕はそれでいいと思います。

業界的には絶対に許容できないと思いますが、いずれは結婚という社会システムさえ崩れるときがやってくるでしょうし、それは意外と早くやって来るかもしれません。

そうなってくると結婚の先のサービスの話をどうこうしている場合ではなく、結婚しない人の為のサービスを考えなくちゃいけません。つまりここまでくると「選ばない人の商品開発」です。

ウェディング業界では「嫌いな人の商品開発」は当たり前、今からやるべきは「選ばない人の商品開発」ですよ。

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