そういえば最近僕がウェブ関係で取り組んでいた作業レポートです。
とあるワードで著しく検索順位が落ちていたので、サイトリニューアルがてら、これまでとは違うサイト構造の構築を行いました。例を挙げますと、例えば「よもぎまんじゅう」というワードで上位表示させたいとするとします。
ライバルサイトはこんなURL
yomogi-manju.net
自社はこんなURLだったとします。
umauma-manju.com
どちらも「よもぎまんじゅう」検索で上位を狙って熾烈な争いをしているとします。2社だけならいいですが、10社、20社となればまさにレッドオーシャン。売っていくのは本当に大変なことです。
そういう状況なら「よもぎまんじゅう」だけで戦っていくのは少々不合理な行動です。有能な社員は「社長、よもぎだけでは倒産しています。新商品として大福を売りましょう!」と進言してくれるでしょう。
では「大福」はどうやって上記のURLで売り出しますか?
umauma-manju.comは「よもぎまんじゅう」で攻めていたはずです。「大福」はumauma-manju.com/daifukuという感じで下層ディレクトリに行きますか?「よもぎ」の下層に「大福」ってなんか変ですよね。
ビジネスというのはえてしてこういうもので、当初のイメージ通りには進みません。なのでサイト戦略でずっと戦っていくとなれば、当初のサイト構造が間違っていたのです。
よもぎの下に大福が入るのは少々不自然なので、正しい構造は
- umauma-manju.comはお店のトップページ、ざっくり言えば「まんじゅう」で勝てるページ
- umauma-manju.com/yomogi「よもぎまんじゅう」で勝てるページ
- umauma-manju.com/daifuku「大福」で勝てるページ
となります。しかしそうなるとライバル会社のURLは
yomogi-manju.net
自社は
umauma-manju.com/yomogi
となり、下層ディレクトリに入った分「よもぎまんじゅう」では負けてしまうような気がします。
実際、僕の経験上の肌感覚でもやはりトップURLと下層ディレクトリでは後者のほうが順位は上がりにくいと感じています。時代やワードにもよると思いますが。
しかしネット検索での案件獲得技術はそれだけではありません。検索順位はその一つです。仮に下層ディレクトリの方が弱くても、第二ワード戦略というものがありまして、例えば「よもぎまんじゅう ギフト」では上回っていたりすればいいのです。
逆に言えば下層ディレクトリでライバルと戦えるようにサイトを成長させたら、長期的にすごく強いサイトになるでしょう。戦略としては1ドメインに1戦略がサイト作りはシンプルで作りやすいのですが、ドメインのコストも管理の労力も多くなってしまいますから。
そんなこんなで今は下層ディレクトリでライバルに勝つ、ということに取り組んでいますよ。
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