鴨頭嘉人さんのメッセージをどう受け取るのか。結局は受け手のリテラシーだ。

YouTube講演家である鴨頭嘉人(かもがしら よしひと)さんが僕は大好きでよくYoutubeを聞いたりしています。好きだからこそ今日は鴨柱さんの批評というか、「鴨頭さんのメッセージの使い方」を書きたいなと思います。

僕がこれを書こうと思ったきっかけはこれ。

ビジネスにおいて重要なことは値上げだ!!!by鴨頭嘉人

要は「経営状況を良くしていくためには値上げだ!」とこの他の動画でも強く発信されています。ロジックとしては…

★値上げをすると劇的に利益幅が増えるよ
★顧客数を減らすことができ時間的な余裕ができるよ
★新規顧客開拓にはコストがかかるけど値上げにコストはかからないよ
★値段で選ばれないから価格競争に巻き込まれないよ
★値下げなんてしていたら、もっともっと売らないといけないから仕入れコストもかかるし、従業員も増やさないといけないよ

みたいなところですかね。このロジックはもちろん正しいと思います。否定のしようがないです。だって超当たり前のことですから。

でも、99%の人はできません。やっても99%失敗すると思います。鴨頭さんはできる!と言います。絶対大丈夫波動を出しながら。でも僕は正直に言いますが、まず無理です。おすすめできません。

なぜなら今まで500円で売っていたものを1000円にして、そのサービスやモノは売れるでしょうか。売れません。絶対に売れません。無茶苦茶な値段設定に顧客の信用も失います。

でも鴨頭さんは言います。「値上げでできた余裕で、顧客サービスをより充実させて付加価値を高められるじゃないか!」と。これは鴨頭さんに限らず、セミナー系ではよく言われていることだそうです。

まぁ、そういうジャンルの仕事もあると思いますが、ほとんどのビジネスにおいて付加価値に注目している顧客はいません。商品やサービスそのものが何より大切なのです。

少なくとも僕の経験上で業績が傾いた会社が値上げをして付加価値を高めて、業績を回復させたという人は見たことがありません。実のところ鴨頭さんもそのことは知っていると思います。

鴨頭さんは「値上げをしろ!」と言うときに補足でいつもこんなことを付け足します。「例外的なビジネスもあるけどね」と。これは値上げをしてうまくいかない例外もあるという意味ではなく、値下げをしてもうまくいく例外もあるという意味です。

僕は言いたいのです。

ビジネスを成功させたいなら、その例外を目指せ!

と。値上げで経営状況を改善なんて無理です。可能ではあるものの、相当なアイデアや実行力が必要です。そして相当頭が良くないと。もしこれができる才能があるならば、最初からこのロジックに乗らない鴨頭さんのいう「例外ビジネス」を目指すべきなのです。

鴨頭さんはこうも補足します。「これは一般的なビジネスをされている方に向けた方法論だ」と。例えば飲食店や売店とか美容室とかよくある商売ということですね。

こういったセミナーや講演に行く方の多くは、藁にもすがる思いの経営者さんですよね。才能があって経営状況が好調な人はセミナーなんて行きません。むしろ自分でセミナーを開こうとするでしょう。

「なんか状況を改善するヒントがないか」
「鴨頭さんなら自分の迷いを解決してくれるんじゃないか」

そういう藁をもすがるニーズに鴨頭さんは応えているのです。良い言い方が見つからないのですが、要は才能がない経営者、もしくは落ち込んでいる人のニーズのアンサーなんです。

もちろん鴨頭さんの言葉を聞いても¥500の商品を明日から¥1000にする人はいないでしょう。でも¥600にする人は現れるでしょう。¥100だけの値上げならなんとか付加価値で顧客を納得させられるでしょう。鴨頭さんはその背中を押しているのです。僕はそう理解しています。



言葉そのものよりも鴨頭さんの講演技術に着目してみたり

まとめますと、鴨頭さんの言うように現代は情報に溢れています。鴨頭さんによるとネットがなかった時代の500倍だそうです。でも結局は受け取る側のリテラシーがなにより重要です。このメッセージを鵜呑みにして「値上げこそ正義!明日からなんとか¥1000で売るぞ!」となる人は愚の骨頂です。

ちなみにこの点に関して僕が出した答えはこのブログでもよく書いている通り「自動化」です。収益を自動化できれば値段は下げてもまったく問題ありません。完全に自動化できるなら、下げれば下げるだけ儲かるでしょう。どれだけ顧客が増えても自分の余裕は確保できます。しかも顧客にとても喜ばれます。

鴨頭さんの言葉はとても魅力的で素晴らしい方です。でもその言葉を自分の力に変えるかは、結局自分次第です。

場合によっては言葉の内容よりも、鴨頭さんのチョイスする言葉や抑揚などその講演技術に着目して学んだほうが成功するかもです。そういう視点が「例外」を生むのです。




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