最近似たような経営者さんのお話というか事例が続きましたので書いてみたいと思います。
基本的に皆さん楽したいものです。それは僕も同じで楽はしたいです。楽をしたいと考える経営者さんはどんなことを考えるかというと、どうも…
「値上げすれば利益が増える」
「セミナーに行って効果がすぐに上がるマーケティングテクニックを学ぼう」
とか考えてしまうようです。値上げもセミナーもときにはいいと思いますが、そんなことで利益が増えたり、マーケティングのテクニックだけで問い合わせが増えたりは基本的にないです。
合理的に効率的に作業を行うことは重要ですが、都合のいい近道はないんです。そしてビジネスはもっとクリエイティブに考えなくてはいけません。
売上が少ない。作業時間が増えた。→値上げをしよう
これってすごく短絡的じゃないですか?文字だけ見れば三工程ですが「売上が少ない」「作業時間が増えた」の周りには数え切れない課題があるはずです。
- 商品やサービスはこれ以上良くなる余地はないのですか?
- 売上が少ないのであれば、一件あたりの利益率を増やすのではなく数を増やす方法はないのですか?
- 作業時間が増えたのなら作業工程を見直してみましたか?アイデアひとつで効率化できませんか?
世の中のほとんどの「値上げ」は経営者の怠慢と欲の結果だと思っています。優秀な経営者は値段を下げる努力をするものです。
関連記事:値段を安く、いや無料を目指すビジネスは世界を救う。
セミナーによく行く人も多いのですが、僕の超偏見の目線からするとセミナーに行くという時点で、自分が生み出さなくてはいけない物をどこかの誰かに依存しているような気がするのです。
結果、セミナーでは大まかなイイ話はしてくれるかもしれませんが、個々のビジネスの解決は決してしてくれません。テクニックに頭でっかちになってしまい、もっとも大切である商品やサービスの魅力を磨くことを忘れてしまいがちです。
さらには何度もセミナーに通うと、講師がクリエイティブを提供してくれるので、どんどんクリエイティブ受け身体質になり、自分でクリエイティブな考えを生み出せなくなってしまうような傾向が見られます。
そうなると自分でクリエイティブを生み出せないため、講師の生み出したクリエイティブが絶対になり、疑えなくなり思考の幅が狭まってしまうのです。
関連記事:「私は○○で大成功しました」とかいう人は信用しない。だからセミナーも行かない。
ということで、ショートカットして成功なんてことないので、地道に努力をしましょう。マーケティングのテクニックばかり考える前に、地道にブログを書きましょう。
どんな記事がよく読まれて、顧客に有益なものをもたらすのか考え続けることが、一番のマーケティングテクニック向上の近道だと思います。
最近更新頻度が落ちている自分にブーメラン。
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