質の悪い顧客にコストをかけてしまい、質の良い顧客からお金を奪うというジレンマ

僕はアタアタリゾートというちょっとした施設を運営しているのですが、そこには無料開放している公園があります。今日そこに遊びに来た方が写真のとおり「ここは有料スペースです」と書いて道を閉ざしてあるところを堂々と侵入して、遊んでいました。ここはBBQとかキャンプのお客さん用に準備している場所なので、遊んで荒らされると困るんですよね。なのでロープ張ったり、こうして看板置いたりして侵入を防いでいます。

子供だけなら訳も分からず入ったのかなと思ったのですが、両親も思いっきり侵入していました。注意して一旦、公園内に戻ったのですが、どうやらまたロープをくぐって正規の出入り口でない所から出ていったようです。

これって社会の縮図ですよね。世の中って常にマナーの悪い人のためにコストをかけて成り立っているんですよね。そのコストがマナーの悪い人が負担すればいいのですが、残念ながらマナーの良い方も含めた全員で負担します。

タバコなんかが良い例ですね。喫煙所とか喫煙スペースなんていうのが街やお店にあったりしますが、あれってそれを作るだけでコストかかりますよね?しかも吸い殻を片付けたりと継続的なコストもかかります。これってタバコを吸う人が負担してます?例えば喫煙スペースがあるレストランで喫煙者は割増料金かかります?かからないですよね?

そうなんです。我々非喫煙者も一緒に喫煙者のコストを負担してあげているのです。

ビジネスをやっていると、このジレンマに陥ることが往々にあります。今回の件もそうです。立入禁止のところに堂々と入る人のために、柵を作ったり、看板作ったり、ロープ張ったりしなくてはいけないのです。そのコスト、マナーの悪い人から徴収できませんよね。

なので僕はここにできるだけコストを割かないように努力をしています。それは本当に大切なお客さんにそのコストを負担させないためです。絶対にそんなことをしたくない。でも室の悪い客だけ排除することって難しいことでもあります。多少アイデアはありますが… 今度書いてみようかな。

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