「民度」
民度(みんど)とは特定の地域に住む人々の知的水準、教育水準、文化水準、行動様式などの成熟度の程度を指すとされる。
Wikipedia先生によると、だそうです。僕もいろんな仕事をしていまして、いろんな国の方と出会い、コミュニケーションを取ることが普通の方よりかはかなり多いです。国が違えば文化も違い、いろんな違いに気が付きます。
簡単にポイ捨てしちゃう、ルールを守らない、あらゆるところをすぐ汚す、嘘ばかり言う、声がでかい。この辺りはネガティブな項目ですが、やけに明るい、フレンドリー、情が深いというポジティブな項目ももちろんあります。
ですが、国も様々です。正直な所ネガティブな項目に当てはまる国民はアジア諸国の方に多いです。これは日本以外のアジア諸国を蔑視しているわけではなく、当然そうでない中国人やベトナム人もいれば、ポイ捨てするわルールを守らないわの欧米人もいます。あくまで確率の問題です。それが民度ですよね。
ただアジア諸国の方の民度が著しく低いというよりかは、日本人の民度が恐ろしく高いんだと認識しています。日本称賛テレビ番組が最近指摘されていますが、フラットに見てそう思います。
どの国の人も「日本はどこへ行っても街が綺麗だ」と口を揃えます。僕もいろんな国に行っていますから、他国の清潔度のクオリティはよく知っています。日本以外にもキレイな街はありますが、無理やり一部だけキレイにしている所が多いですよね。日本はナチュラルに清潔なんですよ。これって本当にすごいことで、こんな国民って世界中のどこかにいますかね?
犯罪率だってそうです。日本の中にいる気が付かないかもしれませんが、夜中に財布をズボンのポケットの入れて歩ける国ってすごく少ないんですよ。いや、ないかもしれない。
警察もそう。フィリピンに行ったとき、到着した空港の警察官に騙されそうになりましたからね(笑)日本ではまずそういうことはありません。
こういう高品質の環境の中で我々は民度を洗練し続けてきたんでしょうね。それは世界的に見ると圧倒的なレベルで、そんな圧倒的な民度の高さを持つ日本人から他国の方の行動を見ると、目を細めることばかりです。
外国人嫌いの方が日本に多いのもこうした理由だと思います。ここまで民度が違うとどうしても他国の人の行動を本音では軽蔑して見てしまうのも仕方ないです。日本人は気が付いていることの数がものすごく多いですから。
海外が好きで、国境なんてなくなればいいと思っている許容範囲の大きい僕でさえ、民度の大きな違いを感じるんですから、年配の方の印象はなおさらでしょう。
で何が言いたいかと言いますと、日本と他国では民度に大きな隔たりがあります。何度も言いますが、これは蔑視ではなく、大きな物差しで見たときに事実として、です。
でも日本人が高い民度の中に一つ足りていない部分があるとすれば、それを許容する心です。他国の方に民度を向上してもらう努力を求めたい気持ちはもちろんありますが、他国の方が思いっきり汚していくトイレを掃除し続けてあげる広い心を持つことが大切なのではないかと。
それがさらに日本人の民度を高めていくことになると思いますし、どうしてもグローバル社会に対応していく必要がある時代です。いつまでも拒絶してばかりいられません。
僕は海外で仕事をしたり、他国の人と付き合う中でそんなことを感じましたよ。
うむ。でも外国人は日本人との民度の違いのほとんどに気が付いていないでしょう。
コメント