未だATAATA HOUSE建設中の松井です。ホント古い物件なので改装作業がなかなか大変なのと、日常の業務をこなしながらなのでなかなか終わりません…
さて今日は難関であった漆喰塗り作業のレポートをまとめようと思います。 まずはビフォアーのお部屋の写真です。
壁はみんな大嫌いな砂壁です。昭和に生きた先人たちはなぜこの壁材を選んだのでしょうか… 謎です。アップにするとこんな感じ。
砂壁が厄介なのはパラパラ落ちてくる砂だけでなく、この上からクロスを張ったり色を塗ったり容易くできないという点です。ネットで調べたところ、まずはシーラーという砂壁を固めるものを塗らないと、クロスもペンキも漆喰も塗れないようでした。
でも僕はシーラーではないようですが、もう少し安いものを発見したのでこれを選択肢ました。
コストは半分以下に抑えることができました。で、まずはこれを塗る方法から試行錯誤。まずは普通にハケ塗りを試してみましたが、砂壁がどんどん吸収してしまうので、この材料がどれだけあっても足りないと思いました。
そこで僕は霧吹きに入れて吹きかけることにしました。
これは非常に効率よく壁に塗ることができたのでナイスアイデアだったと思います。おかげで二度塗りしても材料が一本半もっちゃいました。そして同時に握力が超鍛えれましたので一石二鳥?
ただ砂壁が固まったかどうかはあまり感覚では分かりませんでした。シーラーだともう少し違ったのかもしれませんが。でもその後、漆喰を塗りましたが無事でしたよ。
部屋はこんな感じに明るく生まれ変わりました。上のほうが漆喰一度塗り、下が二度塗りの状態です。
階段部分の壁も砂壁でこれまた厄介。高いので届かない。
面倒ですが足場を組みました。
なかなかの恐怖でしたが無事上の方まで塗り終えてこんな感じ。とても明るくなりました。
もう一つの部屋も汚い砂壁でした。
こちらもここまで明るくなりました。
この部屋は洋室にリフォームするのでまだまだこれからですけどね。またレポートします。
ちなみにうちの親父が調べて持ってきたのですが、農業用の消石灰(しょうせっかいと読むそうです)は漆喰の繊維が入っていないような材料でこれでも壁材として使えるんじゃないかとのことでした。
消石灰がいいのは値段が劇的に安いことです。この大袋で500円です。漆喰は最安で2500円くらいですのでこちらも大きな節約になります。
確かに漆喰と同じように塗れば固まりまして、ただ繊維がない分弱いので、漆喰と半分半分で混ぜて使用しました。今のところ全く問題ないです。
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