青木真也「空気を読んではいけない」に共感できない唯一のこと

格闘家の青木真也さんの「空気を読んではいけない」を遅ればせながらAmazon電子書籍で読みました。電子書籍はDMMブックス使っていたのですが、海外からDMMの電子書籍が買えませんでしたので… 現在長期グアム出張中なのです。しかしなぜAmazonは海外からでも買える…?

さてそんな「空気を読んではいけない」ですが、共感する部分も多く、一気に読破するほど面白かったのですが、これは僕が青木真也支持者だからかなとも思いました。(あえてファンとは言わない)青木真也さんを長年追いかけている支持者としてはすでに知っている、または理解していることがほとんどで、この本を届けるべき人は今の常識や環境になんの疑問も持たず暮らしているいわゆる「一般人」かな、と思いました。

でも一般人にこの内容が届くのかなという点も大きな疑問ですが、とある情報によると3万部売れているそうなので届いたのかな?

幸せのために人間関係など不要。さっさと始末せよ!

とりあえずこの本でもっとも重要なのは第一章の「人間関係を始末する」だと思います。友達なんて要らないということを、ここまで強く詳しく丁寧に説明した本って過去に出会ったことがありません。

人間関係を整理、じゃなくて始末っていうのがいいですよね。いや、本当に要らないと思うんですよ。常に誰かといないと寂しい、というウサギのような方には必要かもしれませんが、幸せに行きていくという点にフォーカスすれば友達なんていうのは本当に不要。

よくビジネスにおいて「人脈が重要」なんていう人がいますが、僕はこれまでビジネスが人脈に助けられたなんて感じた経験がないんですよね。コネクションがないと実現しないビジネスなんて面倒くさくてやらないし、今の時代仲介業者も広告業者も一切かまずに、一気に顧客と繋がれるので余計に人脈なんて要らないと思うんですよね。

人間関係で悩んだり、そのための付き合いで時間を奪われるのは本当に無駄で、多くの人は一秒でも早く人間関係を整理、いや始末したほうがいいです。

他人の幸せの基準を自分の基準にするな!

続いて第五章「他人の幸せに乗らない」というのも大切です。家、車、ブランド物、この辺りにこだわりを持っている人は僕はすごく疑ってかかります。なぜかというと、この辺りにこだわりを持つ人は、自発的に生まれた興味ではなく、社会に同調して興味を持たされている可能性が大だからです。

こうやって他人の幸せに乗っている価値観の人は大方幸せでない人です。それは当然です。他人の幸せに乗っているので、自分から自然発生的に生まれる幸せを満たすことができないからです。

そしてもう一つ魅力がない方です。こちらも当然で、他人が作り上げた幸せの形を追っている人生など誰も興味を持ちません。車はベンツ?BMW?家は一軒家を買うのがゴール?その豪華な時計はなんですかいな?

「空気を読んではいけない」に共感できなかったこと

青木真也さんはDREAM名古屋大会後にCBCで行われた一夜明け会見に行って握手しに行ったくらい大好きなんですが、一つ共感できない部分があります。それは…

人生ってそんなに大変ですか?

という点です。青木さんの言葉には「生き抜く」とか「努力」とか体育会系の言葉が多いです。体育会系なので当然かも知れませんが、それが格闘技についてだけでなく、ビジネス面、生活面にも感じ取れます。ホント、毎日戦っているんだと。(あ、青木さんはパソコン系かオタク系かガラケーだったっけ? )

でもそのメッセージはすごく昭和的な気がして、僕は経営者としてフリーランスとして生きていくことは楽で楽で仕方ないと感じています。実際あまり働いていませんが、普通に幸せに生活できます。頭さえ使えば。

ネット時代になり、多くの人のリテラシーもどんどん上がっていますし、あまりガツガツ戦わなくても幸せに行きていける時代になっているし、より今後そうなってくると思います。そういう意味では青木さんは不器用なのかな?とも想像したり。

ま、大衆のリテラシーが向上すればするほど、空気を読む人は少なくなるでしょうね。空気を読まないことが幸せの第一!ということで。

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