松井的伊賀発格闘技イベント『IGA.3』レビュー

YAVAY!レビュー記事を書くのをずっと忘れて、いつのまにかIGA.6まで終わっておりました… ということで『合同会社むら村 presents IGA.3』のレビューです!

まず総括として第三回大会まで来ると、自然とストーリーを感じるようになりました。まずは前回大会で昇龍會の渥美選手がK-FORCEの佐々木選手に勝って、今回は再度K-FORCEの城崎選手と戦うところ。そして第三回大会にして、全体会に出場して連勝している西田選手がメインイベントしてどんな戦いを見せるか。注目どころの多い大会となりました。

伊賀発格闘技イベントIGA公式ページはこちら
https://ataata.link/sports/fighting-event

【合同会社むら村 presents IGA.3】原田煌士 VS 西山明希 キックボクシング キッズクラスワンマッチ

[kad_youtube url=”https://youtu.be/mTb-SevVfIM” maxwidth=600 ]

キッズクラスのマッチメイクは非常に難しくて、体格差や実力差が如実に出てしまうものですが、勝敗よりも勇気を持ってこのリングの上に立ったということが財産になると思います。

にしても原田煌士君はすごく鍛えらていて強いですね。K-FORCEの選手は皆さん、よく鍛えられているなという印象があるんですよね。

【合同会社むら村 presents IGA.3】完山兼晨 VS 佐々木昊生 キックボクシング キッズクラスワンマッチ

こちらはYouTubeに動画上がっていないのですが、すごいいい試合でした。勝った佐々木選手はまたまたK-FORCEの選手で、やっぱりよく鍛えられています。強い。

【合同会社むら村 presents IGA.3】俵原昌平 VS 竹内仁志 ボクシング70kg契約ワンマッチ

[kad_youtube url=”https://youtu.be/pPJmKhPt4_s” maxwidth=600 ]

俵原選手は鈴鹿の老舗ボクシングジム「鈴鹿ニイミボクシングジム」の選手、対する竹内選手は「Anchor Kickboxing Gym」という兵庫県西宮市にあるキックボクシングジムからお越しいただきました。Anchor Kickboxing GymはRISEの元チャンピオンの裕樹選手のジムです。

キックの選手である竹内選手がボクシングマッチを受ける構図となりました。それだけでも勇気がいることで、称賛に値します。試合内容としてはボクシングではやはり俵原選手がテクニック的に一枚上手で手数に勝り勝利したという試合でした。

俵原選手また出場して欲しいなぁ。ヤンチャ感があって非常に魅力的な選手です。

【合同会社むら村 presents IGA.3】佐脇和真 VS 伊藤翼 MMAエキシビジョンワンマッチ

[kad_youtube url=”https://youtu.be/PhnpGkhVSsA” maxwidth=600 ]

この試合はジムとしてもMMAクラスをスタートさせたばかりで「とにかくMMAの試合組んでアピールするぞ!」という意図で組んだ試合でした。体格差もありましたが佐脇選手は本当に強い選手で後にIGAチャンピオンになる選手です。

流れるような寝技で、僕も練習でバンバン極められています。所英男が好きとのことで、IGA豆知識でした。

【合同会社むら村 presents IGA.3】田中志幸 VS 日高耕一 キックボクシング72kg契約ワンマッチ

[kad_youtube url=”https://youtu.be/GzVc2TagaYE” maxwidth=600 ]

田中選手は昇龍會、日高選手は先程の竹内選手と同門でAnchor Kickboxing Gym、神戸から遥々お越しいただきました。感謝感激です。

試合はお互いの意地がぶつかり合うのが見えて非常に熱くなりました。私も四日市に住んでいる頃は昇龍會で練習させて頂いていて、田中選手は知っている方なので主催者ながら内心応援しちゃいました。田中選手も若くないんです。僕より少し上なんじゃないかなというくらいで、格闘技始めたのも僕よりもっともっと遅くて、それでもこうしてリングに立つというのは本当にすごいです。

技術的には田中選手が前足のミドルを多用していたのは、すごく良かったと思いました。あれは僕もよく使う手法なのですが、実はリングだと少し効果が落ちてしまい、道場みたいな広い場所だと有効なんですよね。でも田中選手が自分の戦い方をしっかりと作ろうとされていたのは、素晴らしいなと感じた試合でした。

結果的には前に出続けた日高選手の勝利!根性がすごかったです。

【合同会社むら村 presents IGA.3】渥美翔平 VS 城崎和貴 キックボクシング70kg契約ワンマッチ

[kad_youtube url=”https://youtu.be/U5d6-lG8ef4″ maxwidth=600 ]

で、これですよねぇ。この時点でベストバウトと言われるような試合になりました。先程も書いた通り昇龍會対K-FORCEの図式ができており、キャラも全く違うので煽り∨でその辺りしっかり表現させていた次第です。

試合内容的にはお互いビッグヒットがあり、一進一退でしたが城崎選手のローキックがキレッキレでその印象が強かったですね。それが判定にも響いたと思いますが、渥美選手目線で見るとあのロー対策を講じていれば、もう少し違った展開が作れたんじゃないかなと。距離が悪く、城崎選手の距離で戦ってしまいましたね。

にしてもこういう試合はお互いしっかり練習積んでこないと、絶対できない試合です。両選手に感謝をお伝えしたいです。

【合同会社むら村 presents IGA.3】西田大貴 VS 富山恒 キックボクシング63kg契約ワンマッチ

[kad_youtube url=”https://youtu.be/K2-CpVAL5KU” maxwidth=600 ]

もはやIGAのエースとも言える西田選手。対する富山選手は一回り体格に勝ります。西田選手は対戦相手選ばないんですよ。第一回大会も第二回大会もどちらも体格的に一回りも二回りも大きな選手と戦って勝ってきました。そのイメージがあるので、今回も西田選手が勝つと見る見方が多かったと思います。

それが開始早々から富山選手が押しまくります。もう後半のスタミナなど関係なしのフルスロットル。後に西田選手も「これいつまで続くの?」と思っていたそうです。しかし二回のダウンを奪って富山選手勝利。

富山選手の気合や、気持ちの作り方が素晴らしかったのと、対する西田選手は連勝して少し慢心というか精神的なスキがあったように見えました。もちろん当日の現場では本人もそんなつもりはないのですが、後から見ると、という感じですね。そのくらい戦う気持ちの作り方は難しいんです。

やはり勝ってきた選手が負ける衝撃って、このようなアマチュア大会でもすごいもんです。なかなかの空気になりましたから。歓喜と絶望が真っ二つに分かれる様子を見ました。本当にドラマチック。

こんなドラマチックな経験をさせてくれた選手の皆様に感謝と御礼をお伝えしたいです。

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