人の根源的な共感欲求をSNSが満たし敗者を作る社会

まぁ、勝者とか敗者とか極論ないですし、言いたくないのですが、敢えてタイトルにしてみました。そのくらいこの「共感」という麻薬のような欲求が現代人を突き動かしているなと感じる今日このごろです。

何が言いたいかと言うと、前回の集客に関する記事に通じるのですが、クライアントさんであったり、出会った人にどれだけSNSが集客において意味が薄いか、そしてブログのほうがよほど大切かを論理的に伝えても、それでも多くの人はSNSにせっせせっせと投稿を続けてしまいます。

その理由は書きやすさとかいろいろとあるのですが、最大の要因はやはり共感欲求だと思います。あえて承認欲求ではなく共感欲求と言います。あの、いいねボタンの登場で人類は戻れない領域に入ったのかなとすら感じます。原始時代の生活に戻ろうよ、と言っても多くの人は戻れませんよね。そのくらいSNSが満たす共感欲求は麻薬のように脳に刷り込まれているのでしょうか。

全体的に見るとこんな感じなのですが、もちろん一定数論理的に合理的に考えられる人はブログで文字資産をどんどん積み上げて、ビジネスを成功させます。多くの人がSNSで共感欲求を満たしている間に、です。前回の記事の補足として、もう一つSNSがどれだけ集客において意味が薄いかの例を挙げてみましょう。

SNSが麻薬中毒のようになるのは共感欲求と先述しましたが、その中毒性をさらに高めるのが「共感のリーチ数」です。たくさんの人に情報を届ければ、コンバージョン(成約率)が上がるという幻想が人の中にありますが、それは全くの幻想です。

身近な人で新聞の折込広告ですごく効果が出たっていう人いますか?Googleアドワーズですごく効果が出たっていう人いますか?どちらもすごい数にリーチできます。業種にもよりますが数万レベルのリーチですよね。

ゼロとは言いませんが、ほとんどの広告主の経験上、上記の広告で満足の行く結果は得られなかったでしょう。つまり数は本質的な集客のポイントではありません。なのでSNSで少しでもリーチ数を伸ばそうと、ハッシュタグをいっぱい付け人がいますが、ハッシュタグをたくさん考えて付ける努力は無駄な努力です。

リーチ数を活かすためには、結局の所、投稿者の信用なんです。信用を得られていない人が情報を撒き散らしても、それはむしろ迷惑行為に映ってしまうかもしれません。

僕なんかSNSのリーチ数なんて平均20~50くらいだと思います。いいねなんて全然押されません。でもアタアタリゾートを作るときに業者も使わずSNSで投資を募集したら300万ほど集まりました。これが何を意味するか分かりますよね?

100のリーチより1の信用。

お後がよろしいようで。

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