伊賀市の保育所民営化計画だそうです。住民説明会出席してきました。

伊賀市の保育所、保育園が児童数が減っていることから、統合、民営化の方針だそうです。一番下の娘が保育所に通っており、その保護者の役員をしていることもあって、住民説明会に行ってきました。

今日は何するのかな?くらいの気持ちで夜に保育所に行ったのですが、いつもと違って司会を立てて仰々しい雰囲気。どうやら市は財政面の問題から保育所を民営化して統合したいようで、後々問題にならないよう、しっかり住民に説明しましたよ的な実績作りの説明会な印象でした。

出席者からの意見も求められるのですが、結論から言いますと僕は一言もこの会場で発することはありませんでした(笑)まぁいろいろと思いつくことはありましたが、発言したからといって何か変わることはないことは明白でしたし、いち住民にそんな権限などありません。もしその計画を変えたいのであれば、せめて市議会委員にならないとなぁ、と思い。発言する気になれませんでした。

まぁでも、そんなことで世の中にはこういった住民説明会が行われているんだなと知れたので、備忘録的に僕の考えを記しておこうと思います。

まず民営化・統合計画についてですが、娘の通っている「ともだ保育所」もどうやら統合でなくなる見込みっぽいですが、全く何も反対意見はないですね。公的な運営じゃないと何が問題なの?と逆に聞きたいものです。もちろん郵政とかは日本の財産を海外に垂れ流してしまうなどの問題があるので別なのですが、保育所はそういう次元ではないですからね。

それよりも僕が一番言いたかったのは、少なくともこれまで保育所を運営してきて下さった、伊賀市と先生方への感謝です。本当にありがとうございます。

なのでそれが仮に民営化で保育所が倒産してなくなったとしても、感謝の部分がなくなっただけで、そこに不満を感じるのはお門違いではないでしょうか。もし不満を感じるなら、不満を感じない地域に引っ越せばいいでしょうし、もしくは自分で保育所を作ればいいのです。保育所なんて簡単に作れますよ。我々は自由なのです。

自分だけは動かず行動せずで不安や不満だけを垂れ流すのは正義かなぁ、というのが基本の考えで、その上でもし恐縮ながら意見をさせて頂けるということであれば、の考えもあります。

正直説明会の質問も返答もすべてが小手先論的な今の現状をできるだけ変えないまま、穏便にやっていきましょうね的な話ばかりだったので、残念というか僕みたいな人間としては退屈だったのですが、お一方素晴らしい質問をされた方がいらっしゃいまして、それが120%僕も同じことを考えていたのです。

それが「移住してくる方にとって保育所がなくなったりするのはマイナスの印象になるのでは?」という意見。

あくまでしいて言えばなのですが、伊賀市を会社として考えてどうやって発展していくかということを、経営者として考えてみると保育に関する予算を削るのは、ちょっと経営センスが悪いような印象を受けました。児童数が減っているからこそ、より予算を割いて他の地域より圧倒的に子育て環境を整えておくべきなんですよね。僕が伊賀市の経営者なら子育て予算はフルベットです。大して大きな予算じゃないでしょうし、倍くらいにしてもいいでしょうね。

もちろんコストカットは経営にとって無茶苦茶大事なんですが、どこかにはベットしないと色が出ないんです。伊賀市は移住にすごく力を入れていて、僕も移住者としてそれは体験したので素晴らしいなと感じています。なのに保育予算はカットするというのは、方向性があべこべじゃないかなと。

その代わり忍者予算をバシバシ切りましょうか(笑)伊賀市の忍者ゴリ押しは悪くないんですが、バズる雰囲気ゼロ。。。もうやめたら?と。伊賀市への不満は忍者ゴリ押しくらいかな。

ともあれ、僕個人としてはこれまで保育所にお世話になってきたことに感謝していて、だから仮になくなっても感謝はあれど不満はありません。すでに小学校は4校統合されましたが、何の問題もなくやっていますので、伊賀市の皆さんが上手に市民にマイナスを被らないようやってくれると思います。

民営化・統合される頃には我が家は保育の必要な子供はいないと思いますが、もしそのときに子育てに困っている人が身近にいれば僕が保育所を作ったり、それに代わるようなサービスを考えたりすると思います。というように自分で解決できる範囲のことは自分で解決すればいいだけの話です。感謝はすれど不満はぶつけない、僕はそういう人が好きです。

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