大好きで尊敬の眼差しで見ているマクドナルド様に行くたびに思うのですが、ビジネスにおいて世間の数に対するリスペクトって低いのではないでしょうか?
どういうことかと極論で言いますと、120点のハンバーガーをたった一個作れるより、70点のハンバーガーを千個作れるほうが偉い(社会的価値が高い)んじゃないの?ということです。
もちろん120点のハンバーガーを千個作れることがベストなのですが、それはなかなか難しいことです。じゃあ、起業したときにどっちの方向に進むの?ってなったときに殆どの人が「120点のハンバーガーをたった一個」方面に進むのです。単純にそっちの方がリスクが少なく、楽だからです。
そして更にその方面に進んだほとんどの人が「俺はトコトンこだわるハンバーガー職人だ」というような雰囲気を醸し出そうとするでしょう。それは少ない数を高く売らないと利益が出ないからです。ブランディングというやつですね。
全然否定されることではないですし、素敵なことで、個人的にも嫌いじゃありません。ただ社会的なリスペクトが、そちらの職人風の方が高い風潮には非常に違和感を感じます。いやいや、マクドナルド様のほうが明らかにリスペクトされるべきでしょ!と。だんちというものです。
ハンバーガーに限らず、120点の商品を一個作るよりも、70点の安定した商品を千個作る(作り続ける)ほうが圧倒的に難しく、社会的に価値の高いことなのです。
自身もサイコーウェディング時代、その考えのもとに事業を進めていました。個人のビジネスなんて楽なもんです。組織になると圧倒的にビジネスは難しくなります。
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